2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ペンネーム安西果歩さん救急車で運ばれ集中治療室に!

心臓にペースメーカーを入れ、一日強行スケジュールで毎日を休みなく駈けずり回っていた同人誌「サルベージュ」の実質的な編集者でもある彼女が6月5日倒れ救急車で病院に運ばれ集中治療室に入ったままいまだめんかいできないままでいる。まことに心配である。…

こちらの小説のほうが目的に適っている。

「ファントム、クォントム、序章」を読んでいると、またしても「新潮」10月号で別の東の小説を発見した。いかに私から「新潮」が遠く離れていたかということだ。おそらくこの奇妙なタイトルの実名小説が、「ファントム・・・」の動機になっている小説なのだ…

*タイトルの意味は序章だけではまだ掴めない。

小説内容がつかみやすいように、序章の構造を記しておく。語り手らしき一人称形式で二人の人物、「ぼく」と「わたし」が語る。全体は5節にわかれていてそんなに長くはない。「ぼく」は一節にのみ、あとの節は全部「わたし(女性)」で、読み進めるうちに「…

ゲイの中国人スパイのなれの果てのほうはどうなった?映画「M・バタフライ」

今月のUSENネット配信の映画「M・バタフライ」を久しぶりに鑑賞しました。1993年のクローネンバーグの作品です。この映画のラストシーンを今回わたしは、三島のあの自衛隊官舎での自殺とダブらせて観てしまいました。この映画のラスト、ジェレミー・アイ…